パイエル板は、おもに小腸内にある免疫細胞が集まっている機関の事を言います。パイエル板には小さな穴が開いていて、そこから腸内の善玉菌が入り込み、パイエル板の中にある免疫細胞を教育。病原菌を発見したり、病原菌を分析したり、免疫細胞の攻撃力を高めるための訓練が日々行われていると言われています。ですから免疫力というのは、このパイエル板内での訓練がきっちり行われているかどうかで大きく左右されているという事になります。
そこで重要なのが「腸内環境と善玉菌の数」です。
というのも「パイエル板に入り込める穴」のが数が非常に少ないらしく、乳酸菌の数が少ないとパイエル板内に入り込める乳酸菌の数も少なくなり、免疫を適正レベルまで鍛えられなくなるそうです。だから腸内環境を整えて善玉菌の数を増やし、パイエル板内に入り込める乳酸菌の数を増やすことが免疫強化には必須の条件になるんです。「免疫の2/3は腸にある」という話を聞かれたことがある方も多いと思いますが、その理由の内の一つがこれでした。
しかし近年は便秘の人・下痢の人が激増していて、腸内環境が整えられている人の方が珍しいくらいになっています。
- 毎年風邪やインフルエンザに罹る
- 風邪やインフルエンザに罹るとなかなか治らない
- 風邪やインフルエンザが一気に蔓延する
といった事が当たり前のようになってしまったのも、腸内環境の悪化からくる免疫力低下が大きな原因ではないでしょうか。コロナが重症化している人も既往症があったりきつい薬を飲み続けている人が多いわけで、そういう人は必ずその背景に腸内環境の悪化がセットになっています。
腸にある免疫については医学用語で「腸管免疫」と言い、この言葉で検索すれば情報がたくさん出てきますので、ぜひ確認してその重要性を確かめてみてください。
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