「副腎」は天然のステロイドホルモンDHEAを作ってくれている非常に重要な臓器です。この副腎がDHEAを分泌することによって、体の中で必要以上に炎症を起こさせないようにしています。そのお陰で極端な痛みや痒みを感じずに済むわけですが、DHEAの分泌量が足りないと痛みや痒みを抑えられなくなり、慢性的に不快な症状が出続けるようになります。そのうちの代表的な症状の一つが「アトピー」と考えられます。
ですからアトピーの改善には「副腎でのDHEA分泌量を高める」という事が重要になるわけですが、実はこれがかなり難しいことなんです。
というのも、「万能の若返りホルモン『DHEA』について解説」という記事でも書きましたが、DHEAは抗精神ストレスホルモンとしての役割もあったり、性ホルモンの原材料にもなったりと、体中のあちこちであらゆることに必要とされ過ぎているため、肉体的・精神的・環境的ストレスが多い現代日本人は、もうすでに大量のDHEAを分泌しまくっています。それどころか分泌に追われ過ぎて副腎が疲れ切り、「副腎疲労」と呼ばれる状態になっている人がかなり多いんです。この副腎疲労の状態のことを「アドレナルファティーグ」とも言い、長らくアトピーに苦しむ人も恐らくはこのアドレナルファティーグ状態だと考えられます。
アドレナルファティーグになると体のすべての機能が一気に低下するため、栄養代謝も下がります。そうなるとDHEAの原材料となる脂質やビタミンなどをしっかり補給したとしても代謝されず、またそもそも副腎が疲労しきっていることも相まって、DHEAの分泌量はさらに低下するという悪循環に陥ってしまうことになります。こうした理由からアトピーはなかなか改善しにくいんです。
ではどうすれば良いかというと「副腎に負担をかけずにDHEAの分泌量を高める方法」を選択することです。そうすれば、副腎の疲労とDHEA分泌不足の両方が改善されるので効率が良いですし、なにより根本的な原因の解決に繋がります。
効果的な方法はいくつかあると思いますが、お勧めはメディカルハーブとビタミンＣ。
メディカルハーブは「ホルモン前駆体で補給できるのがメディカルハーブの最大のメリットです」で書いたように前駆体(ホルモンになる一つ手前の状態)で補給できるため、副腎に負担をかけずにDHEA分泌力を高めることが可能です。またハーブには活性酸素除去に役立つ成分もたくさん含まれていますから「炎症を基から断つ」効果も期待できます。
ビタミンＣもハーブと同様に高い活性酸素除去効果を期待できるほか、「枯渇すると副腎に大きな負担がかかる」という事でも知られている栄養素なので小まめな補給が必須です。
メディカルハーブについては種類やメーカー選びなどで注意が必要ですが、ビタミンＣ(アスコルビン酸)については食品グレードであれば特に注意することはないと思います。僕はアマゾンで粉末タイプの１㎏を適当に選んで購入しています。その方が変な混ざり物がないし格安で購入できるからです。
以前使ってみたビタミンＣのURL張り付けておきますので、気になる方は参考にしてみてください。
ー参考記事ー
kenkouhenomichi.hatenablog.com
kenkouhenomichi.hatenablog.com
ーＨＰ－
DHEA分泌促進ハーブを採用したサプリ
