DHEAとは、副腎で分泌される天然のステロイドホルモンの事です。「ステロイド」というと、「病院で処方される副作用の高い化学合成のホルモン」というイメージがあるかもしれませんが、実際には体内で分泌することも出来ますし、なにより自らが生み出したステロイドホルモンであれば基本的に副作用が起こることが有りません。
そしてステロイドホルモンと言えば「痛み」「痒み」を和らげるホルモンとして知られていますから、アトピー・アレルギー・リュウマチといった炎症系症状の改善のカギになるわけですが、じつはそれ以外のほとんどの慢性疾患の改善もDHEA次第と言えるほど重要なホルモンでもあります。
というのも、DHEAはコルチゾールというホルモンと協力して精神的ストレスから身を守る作用があるほか、DHEAそれ自体が原材料となって、テストステロンやエストロゲンといった男性ホルモン・女性ホルモンにも変化するからです。
⇩こんな感じです。
(注)日経BIZの写真を拝借しました。
性ホルモンは更年期障害や妊娠などに影響していることは誰にでも知られていますが、じつは「体全体の修復を担当する成長ホルモン」でもあります。10代の頃はこの性ホルモンの分泌量が多く圧倒的な修復力を誇るので、どんなに無茶をしても元気で肌艶も良くいられるわけです。反対に、この性ホルモンの分泌量が下がったりバランスが崩れてしまうと体の調整や修復がおいつかなくなり、老化が進んだり慢性的な不具合が発生し、やがて病気へと発展していくことになります。
こうした理由から性ホルモンの原材料であるDHEAは「若返りホルモン」と呼ばれ、どれくらい分泌できるかがその人の若さであり、健康状態をも決定づけていると考えられるようになりました。
DHEAは25歳くらいを境にして徐々に分泌量が低下。40歳を過ぎたころからはさらに急激に低下し、70歳になるころには最も分泌量が多かった時の20%も分泌できなくなると言われているのですが、ハーブを活用することによって分泌量を高めることが可能なことが確認されています。そしてそのハーブの研究においては日本の製薬メーカーが最も優れていると言われていて、年々新たなに優秀なハーブが発見され、エキス抽出技術が確立され続けています。
DHEAの主な作用