便秘になると子宮・卵巣系の不具合になる確率が飛躍的に高まります。
それを表しているのが上の図です。
大腸は極端に位置がずれないよう、大腸の右上と左上の部分だけ筋肉によって引っ張り上げられています。しかしそれ以外の部分については支えがないため、重たいものが大腸内に蓄積してしまうと、その重みで大腸も一緒に下がってしまい、その下にある臓器を圧迫してしまいます。その圧迫してしまう臓器というのが子宮や卵巣になります。
子宮や卵巣が圧迫されると血流が滞ったり卵子の通り抜けが出来なくなったりしてしまいます。そうした状態が長く続くと月経不順などはもちろん、ホルモンバランスが崩れたり子宮内膜症や卵巣嚢腫などを引き起こす可能性が出てきますし、また妊娠などにも影響が出ることが考えられます。
子宮・卵巣系不具合の発症率や妊娠率の低下と、便秘の人の増加にはほぼ間違いなく関連がありますから、「たかが便秘」と軽く見てはいけません。長期間の便秘は必ずと言っていいほど何かしらの問題を引き起こします。
日頃から便秘がちな人は、ちゃんと効果のある便秘対策を継続していくことが大切です。