２年ほど前に、お台場に隣接する海では「トイレの臭いがする」と言われるくらい、安全基準値をはるかに上回る大腸菌が検出されたことがあります。それによって「東京五輪でのトライアスロンの水泳競技が禁止になるかもしれない」という事で大々的にニュースにもなりましたから、記憶されている方もおられるかもしれませんね。
結局翌日には大腸菌の値が正常値に戻ったという事ですが、大雨などで下水処理場に大量の水が流入すると、処理しきれていない汚水がそのまま海に流れ出てしまうそうで、その時にトイレの排水も大量にお台場の海に流れ出ていたために一時的に大腸菌の値が高くなってしまったようです。
ということは、いつも大腸菌の数が多いわけではないにしても、雨が続いた直後などはお台場に限らず日本のどこの海でも未処理の排水が海に流れ込み、汚染がひどくなる時はあるという事になります。その際、トイレの汚水も一緒に流れ出ているようであれば大腸菌はもちろん、その他の病原菌も大量に海に流れ出ている可能性は十分考えられます。
そしてその汚染によって誰にとっても影響する問題が一つ考えられます。それが魚介類や海藻類の汚染です。もしかしたらトイレや台所の排水によって海の生き物が汚染されている可能性は十分考えられますよね。コロナをきっかけに菌やウィルスへの関心が高まった方が増えましたが、菌やウィルスは空気中や人を介すだけでなく、じつは普段食卓で目にする海の生き物なども汚染されていて、そうした食材からも何かしらの菌やウィルスに感染するかもしれないという事です。
ですが、以前から何度かブログでご案内しているように、今は野菜や果物を始め、魚介類なども除菌・抗菌の必要性は確実に上がってきています。安全性の高い洗剤を使えばきっちり除菌・抗菌出来ますし、また食材の味の向上も期待できますから、こういったニュースをきっかけに食材の除菌・抗菌に意識を向ける人が増えてくれたらなとお思います。
台所用洗剤キッチン
