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「冷え性」「慢性疲労」の人は精神的ストレスに要注意!!

精神的ストレスを受けた際に起こる体の変化に「血中の血小板の数が急激に上昇する」というものがあります。

この反応は人間が狩猟民族だった時代の名残と言われているのですが、これが非常に厄介な反応で、なぜなら血小板は出血を止める為の凝固作用を持った細胞です。これが増えるという事は、血液がドロドロ化していくという事です。

血液がドロドロになると体には様々な悪影響が表れ始めるのですが、その典型的な初期症状が「冷え」と「慢性疲労」です。

ドロドロ血になると血液循環が悪くなることから、特に毛細血管の多い部分などでは体温が低下しやすく冷え性の原因になってしまいます。また栄養代謝も低下しますし老廃物の回収効率も低下しますから、徐々に体内環境が悪化し、その結果として慢性疲労という症状が現れるようになってきます。一般的に言われる栄養不足や運動不足なども原因の一つとしてあるのは間違いないと思いますが、現代人にとって冷えと慢性疲労の本質的な原因はストレスからくる場合が圧倒的に多いように思われます。

また精神的ストレスが原因で冷えや慢性疲労が出ているのであれば、それが長期間続くと血を送るポンプである心臓や血管に大きな負担がかかるようになり、突然死や脳梗塞など取り返しのつかない重篤な症状を引き起こす可能性も出てきます。過労死などはまさにその典型的な例なのだと思います。

ですからもし冷え性や慢性疲労が出始めたときは「心の状態」をチェックしていただいて、過度にストレスがかかり過ぎている自覚があるならぜひ心身両面の休息を優先し、徐々に変化していく体の状態を感じてみてください。無理は絶対よくないので。